兵庫県神戸市垂水区のお客様から、「以前コウモリの侵入対策として取り付けてもらった網が外れかけているので、何とかしてほしい」というご相談を頂きました。
今回のご相談は、新たにコウモリが侵入したことをきっかけとしたものではありません。
過去にコウモリの侵入被害があり、駆除後の再侵入対策として換気口へ防護材が施工されていましたが、固定に使われていた両面テープが経年劣化によって剥がれ、防護材そのものが外れかけていたことが今回のご依頼のきっかけです。
なお、本件は過去にコウモリの駆除が完了していた換気口について、既存の再侵入防止材を再施工した事例です。今回、当店がコウモリの捕獲・駆除を行ったものではありません。
今回重要だったのは、単に「外れかけた網を元へ戻す」ことではありませんでした。
既存施工の状態、再び剥がれる可能性、換気口本来の通気性、建物の美観、使用する部材の耐久性、そして施工箇所が高所であることまで含め、今後を見据えてどのように直すのが適切なのかを考える必要がありました。
今回の作業概要
施工日:2026年7月13日
施工地域:兵庫県神戸市垂水区
ご相談内容:過去に施工されたコウモリ再侵入防止材の剥離
対応内容:既存材の状態確認・現地採寸・ステンレスメッシュ加工・ビス固定
施工箇所:地上約6~7mの高所換気口
施工体制:高所作業にも対応する提携住宅修繕専門業者と連携
作業区分:駆除後の再侵入防止材の再施工
今回は、施工前に一度現地調査へ伺ってから見積もりをした案件ではありません。
最初にお電話で状況を伺い、その後、お客様から既存施工の状態が分かる写真を送って頂きました。
お送り頂いた写真を当店で確認するとともに、高所作業を担当する提携の住宅修繕専門業者とも事前に情報を共有しました。
写真から、施工箇所が地上約6~7m程度の高所であること、既存の侵入防止材が両面テープによって固定されていること、その接着部分が剥離していること、既存材を再利用出来る可能性、新しい防護材を製作する場合の施工方法、高所作業に対応出来る専門作業員が必要であることなどを整理しました。
つまり、実際の施工日まで現地へ入ってはいませんが、写真・電話・メールと専門業者との事前協議によって、施工方法と必要な作業体制をある程度組み立てた状態で作業日を迎えています。
大阪淀川店では、現場へ到着してから初めて考えるのではなく、事前に確認出来る情報がある場合には、その段階から解決方法を考えるようにしています。
施工前の防護材は、細かな開口の金属製パンチング材を使用したもので、固定には両面テープが使われていました。
実際に取り外した部材を確認すると、パンチング材は2枚重ねで施工されていました。
今回、侵入防止材が外れかけた直接の原因は、固定に使用されていた両面テープの剥離です。
ただし当店では、「両面テープで施工されているから、以前の施工は全部間違っている」とは考えませんでした。
換気口や外壁へ穴を開けず、建物側への加工を抑えて固定するという点では、接着による施工にも一定の合理性があります。
一方で、今回実際に接着部分の経年劣化によって剥離が発生しています。
同じ方法で貼り直すことは出来ても、将来的に再び剥離する可能性を完全に無くすことは出来ません。
しかも施工箇所は地上約6~7mの高所です。再び剥がれるたびに高所作業を伴う補修が必要になれば、その都度費用も掛かります。
そこで今回は、初期費用だけを見るのではなく、耐久性や将来的な再施工の可能性まで含めて比較出来るよう、二つの施工方法をご提案しました。
① 既存の侵入防止材を再利用する方法
お見積り:30,000円+税
既存のパンチング材を再利用し、再度固定する方法です。
新しい防護材を製作する場合と比べれば費用を抑えられますが、今回のご相談そのものが接着部分の剥離によって発生しているため、将来的な再剥離の可能性を完全には否定出来ないことも事前にご説明しました。
② ステンレス製メッシュを新たに製作する方法
お見積り:55,000円+税(材料費含む)
現地で換気口の外寸を採寸し、その寸法に合わせてステンレス製メッシュを加工。換気口の形状へ合わせて整形したうえで、両面テープではなくビス固定によって施工する方法です。
屋外で使用することを考え、錆びにくく耐久性のあるステンレス材を採用し、樹脂製ネット等で考えられる裂けや破断のリスクも抑えることを考えました。
それぞれの費用だけではなく、施工方法、耐久性、将来的な再施工の可能性などをご説明した結果、お客様には後者の新規製作による施工をお選び頂きました。
※上記金額は、今回の兵庫県神戸市垂水区の現場条件をもとに実際にご提示した見積額です。
施工箇所の高さ・大きさ・形状、既存施工の状態、使用部材、施工箇所数、高所作業の方法、作業環境などによって費用は変動します。コウモリ再侵入防止施工を一律料金でご案内しているものではありません。
施工方法を考えるうえで、もう一つ気になったのが既存防護材の開口の細かさです。
実際に取り外した既存材を確認すると、細かな開口の金属製パンチング材が2枚重ねで施工されていました。
もちろん、コウモリ等の侵入を防ぐためには、侵入出来ない大きさまで開口を制限する必要があります。
しかし、この場所は本来、住宅の通気・換気機能を担うための換気口です。
侵入防止を優先するあまり通気面積を必要以上に減らしてしまえば、本来求められている換気性能へ影響する可能性があります。
「コウモリ等の再侵入を防ぐこと」
と
「換気口としての通気性を出来るだけ維持すること」
今回はその両立を考え、網目寸法5~10mm程度のメッシュを使用する計画としました。
ただ穴を塞ぐのではなく、その設備が本来何のために存在しているのかまで考えて施工方法を選ぶことが重要です。
お客様から頂いた写真から推測した施工箇所の高さは、地上約6~7m程度。
この高さになると、大阪淀川店が通常の軽作業として安易に対応するべき施工条件ではありません。
そこで今回は、当店と業務提携している高所作業にも対応可能な住宅修繕専門業者へ写真を共有し、事前に施工方法を協議しました。
実際の高所施工も、専門作業員が担当しています。
大阪淀川店では、便利屋だからといって全ての作業を自分たちだけで完結させることが、お客様にとって最善だとは考えていません。
当店で対応出来るのか。専門技術を持つ業者と連携するべきなのか。あるいは別の方法を選ぶべきなのか。
その判断も含めて、依頼を受ける側の仕事だと考えています。
高所作業では、施工方法だけでなく当日の天候も重要です。
今回は日程調整の段階で、雨天や台風等の場合には安全確保を優先し、日程変更とすることをお客様へ事前にお伝えしていました。
また、ワンオフで防護材を製作するため、現地では電動工具を使用して部材の切断や整形を行います。
近隣へ大きな騒音を発生させるような作業ではありませんが、夕方以降の静かな住宅街では工具音が響く可能性があります。
そのため、日照時間だけでなく近隣への影響も考えながら作業開始時間を調整しました。
作業そのものが出来るかだけではなく、安全に、そして周囲へ配慮して施工出来るか。
こうした部分も現場対応の一部です。
施工当日には、一つ予定外の問題も発生しました。
事前のお打ち合わせでは、耐久性等を考慮してステンレス製メッシュを使用することとしていました。
ところが、施工のために用意されていたメッシュを確認すると、当初予定していたステンレス製ではなく、樹脂製のメッシュであることが途中で判明しました。
物理的には、その樹脂製メッシュを加工して取り付けることも出来ます。
しかし、それでは事前にお客様へご説明し、ご納得頂いた施工内容とは異なります。
そこで、そのまま施工を続けることはせず、一度作業を止めました。
その後、近隣のホームセンターへ適切な部材を調達しに行き、当初予定していた仕様へ戻したうえで施工を続行しています。
「もう持ってきた材料だから」
「これでも取り付けられるから」
という理由だけで、そのまま施工を進めない。
違和感があれば一度止め、事前にお客様へ説明した内容や施工目的に照らして、必要なら材料から見直す。
こうした途中の判断も、最終的な作業品質を左右する重要な部分だと考えています。
施工日は2026年7月13日。
今回のご相談を頂いてから、実際に現地へ入ったのはこの日が初めてです。
二連梯子を使用して施工箇所へアクセスし、換気口の実際の形状、外寸、既存施工の状態を確認しました。
その寸法に合わせて防護材を加工し、換気口ごとの形状へ合わせた侵入防止材をその場で製作しました。
既製品を無理に取り付けるのではなく、実際の建物寸法に合わせて一つずつ作る。
これにより侵入防止機能だけでなく、外観上も不自然になりにくい仕上がりを目指しています。
現地寸法に合わせて加工したステンレス製メッシュは、換気口の形状へ合わせて整形したうえで施工しました。
今回の再施工では、既存施工のような両面テープによる接着ではなく、ビス固定を採用しています。
これにより、接着材の経年劣化によって自然に剥離するリスクを抑え、屋外で長く使用することを見据えた施工としました。
もちろん、屋外へ設置する以上、どのような部材や施工方法であっても永久に劣化しないわけではありません。
だからこそ今回は、耐久性・通気性・固定方法・建物外観・維持管理まで含めて施工方法を考えました。
今回のご相談は、新たなコウモリ被害が発生したことではなく、以前施工された再侵入防止材の劣化がきっかけでした。
屋外へ設置されたメッシュ、ネット、接着材、固定具などは、雨風、紫外線、気温変化などの影響を受け続けます。
そのため、一度対策した場所についても、
といった部分を確認することには意味があります。
「一度コウモリ対策をしたから終わり」ではなく、施工した侵入防止部材そのものも住宅の一部として状態を見ていくことが、再侵入を防ぐうえでは重要です。
施工後は、換気口の形状に合わせて新しい防護材が収まり、通気性にも配慮しながらコウモリ等の再侵入を防止出来る状態へ整えることが出来ました。
お客様にも、完成した出来栄えだけでなく、既存材を再利用する方法と、新しい防護材を製作する方法の双方をご提示し、それぞれの費用やメリット・デメリットを説明したうえで選んで頂いたことも含め、今回の対応を非常に喜んで頂くことが出来ました。
便利屋!お助け本舗 大阪淀川店が目指しているのは、「何でも自分たちだけで施工する便利屋」ではありません。
最初にお客様のお困りごとを伺い、その内容を整理したうえで、
当店で対応するのか。
専門業者と一緒に対応するのか。
どの方法がお客様にとって適しているのか。
まで考えることを大切にしています。
今回も最初は、「外れかけている網を直してほしい」というご相談でした。
しかし状況を確認していくと、高所作業、固定方法、耐久性、換気性能、美観、使用材料など、考えるべき要素がいくつもありました。
だからこそ、ただ元へ戻すのではなく、「今後も安心して使うためには、どう直すのが適切なのか」からご提案しています。
今回は、兵庫県神戸市垂水区のお客様からご相談頂いた実例です。
便利屋!お助け本舗 大阪淀川店は、大阪市淀川区を拠点に、お客様からのご相談・ご要望に応じて、大阪市内はもちろん、大阪府内各地や、時には他府県からのご依頼にも対応しております。
今回のように、兵庫県神戸市からお問い合わせ頂いた案件についても、ご相談・ご要望に応じて対応可能です。
作業内容・現場条件・必要となる専門作業等を確認したうえで、当店での対応、または必要に応じて提携専門業者との連携を含め、適切な対応方法をご案内します。
今回のように、
といった場合も、まず現在の状況をお聞かせください。
誰に頼めばいいか分からない時の最初の相談先として、必要に応じて専門業者とも連携しながら、現実的な解決方法を考えます。
●大阪市淀川区
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十三元今里、十八条、田川、
田川北、塚本、新高、西中島
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